ハーバード・ビジネススクールは、ハーバード大学の経営大学院(MBA)です。世界最古のMBAプログラムで世界中から優秀な生徒が集まることで知られています。そんなハーバードビジネススクールで、各学期の最後におこなわれる特別な授業、それはそれぞれの教授がカリキュラムの枠を超えて、みずからの体験に根ざした “ちょっといい話”を披露するというものです。さぞかし、深遠で大仰な経営哲学が語られるかと思うと、そんなことはなくエリー トとして意気揚々と卒業していく学生たちの鼻っ柱をへし折るような話も少なくないそうです。
本書は、2002年の卒業生である著者が、なんとしてもこの最後の授業を一冊の本にまとめたいと思い立ったことがきっかけで生まれました。多くの 教授たち、また、いまは故人となった教授の遺族や教え子の協力をえて描かれた、それぞれのエピソードの持つ教訓は、職業や年齢を問わず、人間がともに働き、ともに生きる場であれば、必ず役に立つものばかりです。ビジネスの世界はもちろん、教育などほかの分野の方にも役立つ、人生へのメッセージにあふれた一冊です。